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この記事では、音楽講師が厳選した「ウクレレを始めたらまず覚えたい29個のコード」と押さえ方のコツを掲載しています。
プロの音楽講師が厳選しているので、ここに掲載したコードフォームを覚えると、ウクレレ用楽譜のかなりの部分を演奏できます。
ウクレレ用にアレンジした楽譜はハ長調(C)、ヘ長調(F)、ニ短調(Dm)が大半なので、それらの調で頻出するコードを覚えると多くの曲を弾きこなせます。
中級者以上の方は、以下のページでダウンロードできる無料コード表(コードチャート)を使ってみてください。156種類のコードをコンパクトに収録しています。
よく出てくる29個のコードを覚えよう
コードダイヤグラムは上からのぞき込んだ形を表します

コードダイヤグラムは、抱えているウクレレをくるっと回して、こちら側にヘッドの化粧板を向けて見た時の形です。

コードフォームの一番上の弦が1弦、一番下の弦が4弦です。上のコードダイヤグラムと同じコードを押さえると、下の写真のようになります。


ルートがCのコード





INDEX: Cのコード | Dのコード | Eのコード | Fのコード | Gのコード | Aのコード | B♭のコード | Bのコード |
29個のコードを実際に押さえた写真で解説したページ……写真でチェック!
ルートがDのコード



INDEX: Cのコード | Dのコード | Eのコード | Fのコード | Gのコード | Aのコード | B♭のコード | Bのコード |
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ルートがEのコード




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ルートがFのコード




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ルートがGのコード




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ルートがAのコード




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ルートがBbのコード
Bbはヘ長調(F)やニ短調(Dm)の曲で頻出します。セーハコードですが、がんばってマスターしてください。

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ルートがBのコード




もしこのページだけでは弾けない曲にどんどん挑戦したくなったら、ぜひ、このサイトで配布している無料のウクレレコードブックをダウンロードしてください。「無料ウクレレコード譜」のページからダウンロードできます。
基本的なコードの押さえ方解説
この章では、どんなコードを弾くときも必要になる基本を説明しています。後半では特に難しいコードをピックアップして、きれいに弾ける押さえ方を解説します。
原則として左手の第一関節を立てて押さえる

弦を押さえる左手の指の第一関節は、原則として90度くらい曲げるイメージで演奏します。指がねてしまうと、隣の弦に触れてきれいな音が出ないこともあるからです。
複雑なコードフォームの場合、どうしても指がねてしまうことがあります。絶対に指を立てる、とも言い切れません。
触ってはいけないのは弦のブリッジ側

弦は上の写真のようにブリッジとナットの間に張られています。このうち音が鳴っているのは押さえている部分よりブリッジ側だけです。
押さえているフレットよりナット側(ヘッド側)は鳴っていないので、触っても問題ありません。
つまりコードを押さえる時気にしないといけないのは、ヘッド側ではなくてブリッジ側の部分。このブリッジ側部分に触れないようにすればきれいな音が出ます。
押さえているところよりヘッド側の弦は触っても問題ありません。
たとえば、Gの押さえ方の変化型
上の「触っていい所・触ったらきれいに鳴らない所」を応用して、Gのコードを2通りのフォームで押さえてみましょう。

上は普通の押さえ方。人差し指で3弦2フレット、中指で1弦2フレット、薬指で2弦3フレットを押さえています。

上は人差し指の第一関節をべたっと押しつけて、1~3弦の2フレットを押さえてしまい、薬指で2弦3フレットを押さえるG(指2本で押さえるG)。どちらも同じ音が鳴ります。
|G G7 |C |(Kaimana Hila/カイマナヒラ)
のようなコード進行であれば、指2本で押さえるGのほうがスムーズです。ちょっとした違いですが、Gを指2本で押さえると中指が余っているので、G7に移る時にスムーズに指が動きます。
「Kaimana Hila」の楽譜(コード譜)はこの記事の一番最後でダウンロードできます。ぜひチャレンジしてみてください!
音がビビるのはフレット近くを押さえているからかも
なんとなくきれいな音が鳴らない……というとき、もうひとつ注意してほしいのがフレット間の押さえる場所です。

この写真のようにフレットから遠くを押さえると、音が詰まったりビビる原因になりがちです。そこで、下の写真のように、フレットに近い部分を押さえるようにします。

もうひとつ注意したいのは、力を入れすぎないこと。ウクレレは弦長が短く柔らかい弦を使っているので、思い切り力をいれて弦を押してしまうと、音程が狂うことがあります。

弦を押さえる力は、最低限きれいな音が鳴るレベルでOKです。ウクレレは力を抜いてやさしく押さえるのがベストです。
29個のコードでも、こんなにたくさんの曲が弾けます
記事冒頭で「この29個のコードを覚えればたくさんの曲が弾けます」と書きました。ここでは具体的にどんな曲が弾けるのか、ジャンルごとに紹介していきます。著作権上の問題がない曲は、コード譜もダウンロードできるようにしました。
「スタンド・バイ・ミー」など海外のポップスも弾けます
「スタンド・バイ・ミー」で出てくるコードはG/Em/C/D7の4つ。慣れないうちは難しいかなと思うのはEmとD7です。
セーハコードがどうしても弾けないときは、D7を下の簡易バージョンで弾いてみてください。かたい話をするとD7ではなくなりますが、この省略形はよく使われるもので、かなり違和感なく弾けると思います。

「スタンド・バイ・ミー」のコードは以下のサイトで参照できますので、この記事のコードフォームと合わせて見ながら弾いてみてください。
参考Stand by Me(John Lennon)……楽器.me
その他に弾ける曲は?
Los Lobosの「La Bamba」は弾きやすくおすすめです。Eaglesの「Hotel California」や「Take it easy」、Pet shop boysの「Go West」など、弾ける曲が多すぎて迷うくらいたくさんあります。
「マリーゴールド」など人気のJ-Popも弾ける曲がたくさん
「マリーゴールド」で出てくるコードはC/G/Am/Em/F。GonBやConEといったオンコードはウクレレで弾けないので、それぞれG、Cのコードを弾いてください。
オンコードはConEやC/Eと表記され、分数コードとも呼ばれます。Cのコード(ドミソ)を弾きながらベース音をE(ミ)にしてください、という意味ですが、ウクレレにはベース音は弾けないので、とりあえず気にしなくてOKです。
「マリーゴールド」のコードは以下のサイトで参照できますので、この記事のコードフォームと合わせて見ながら弾いてみてください。
参考マリーゴールド(あいみょん)……楽器.me
ユーミンの「ルージュの伝言」も弾きやすくおすすめ
荒井由実の「ルージュの伝言」もウクレレで弾きやすく、初心者の方の練習にもぴったりです。出てくるコードはC/Am/F/G7。この曲もオンコードが出てきますが気にせずCで弾いてください。
参考ルージュの伝言(荒井由実)……楽器.me
その他に弾ける曲は?
松田聖子の「SWEET MEMORIES」はちょっと難しいですがアウトロの一部を除けばここに掲載したコードだけで弾けます。YOASOBIの「夜に駆ける」、ゆずの「夏色」など人気の曲も弾けますし、マカロニえんぴつの「恋人ごっこ」も間奏の一部を除けばOK。星野源や斉藤和義などは難しいコードを使いまくりなので、そのまま演奏するのは難しいかもしれません。
ハワイアンの定番曲はかなり弾けます
「Aloha Oe」「Kaimana Hila」「Noho Paipai」「Ka Loke」などなど、ハワイアンの定番曲はここに掲載した29のコードでたくさん弾くことができます。
ここでは、「Kaimana Hila」のコード譜を配布しています。以下のボタンからダウンロードしてください。
Kaimana hila楽譜ダウンロードまた、「Aloha Oe」については以下の記事で2種類の楽譜をダウンロードできます。ぜひ弾いてみてください。
参考ウクレレで「アロハオエ」が弾ける初心者向け講座 ……当サイト内記事