ウクレレ初心者

ウクレレのコード「Dm」と「Dm7」。押さえ方解説とウラ技解説

2022年5月18日

Dmのコードダイヤグラム
Dm7のコードダイヤグラム

ウクレレのコードDmはかんたんに押さえられますが、Dm7はそこそこの難易度です。

Dmのフォーム
Dmのフォーム
Dm7のフォーム
Dm7のフォーム

Dmは人差し指、中指、薬指で普通に押さえることができるのですが、Dm7では人差し指で3弦と4弦を同時に押さえる(セーハする)必要があります。

この記事では、できるだけ簡単・確実にコードを押さえる方法と大胆なウラ技を解説していきます。

この記事は、156種類のコードを掲載したウクレレコード表と弾き方解説記事の補足記事として作成しています。

ウクレレのコード「Dm」の押さえ方2種類をマスター

Dmを人差し指、中指、薬指で押さえる
人差し指、中指、薬指で押さえる

Dmの一般的な押さえ方は上の写真のように人差し指で4弦1フレット、中指で3弦2フレット、薬指で2弦2フレットを押さえます。

指が他の弦に触らないように、第一関節を立てましょう。とくに人差し指が1弦に触れやすいので注意してください。

Dmを人差し指、中指で押さえる
人差し指と中指だけで押さえる

Dmのもう1つの押さえ方は、上の写真のように中指の第一関節から上(先)を使って、4弦2フレットと3弦2フレットを同時に押さえてしまう方法。

指2本で押さえられるのでコードチェンジが速くなりますし、そのまま薬指で1弦1フレットを押さえればDm7になります。

ウクレレのコード「Dm7」の押さえ方

Dm7を人差し指、中指、薬指で押さえる
Dm7を人差し指、中指、薬指で押さえる

Dm7最大のポイントは、中指の第一関節から先だけで3弦と4弦を同時に押さえること。今後ウクレレを弾く上で避けて通れないのですが、ちょっと難しい押さえ方です。

人差し指第一関節から先を押しつけて押さえる
指先を強く押しつけるようにして押さえる

コツは、指の第一関節から先を指板に押しつけ、第一関節は本来曲がる方向と逆に曲げるよう力を入れること。

痛くなるほどがんばらなくても、ぎりぎり1弦・2弦に触れなければOKです。

どうしてもDm7が押さえられない時の省略形

Dm7の省略形
どうしてもという時の省略形

どうしてもDm7が押さえられない時のウラ技は、上のフォーム。これはルートの音(=D)を省略した大胆な省略形ですが、コード進行の流れの中で使える場合が多いです。

よく見るとコードFのフォームと同じなので、場合によっては違和感があるかもしれません(ほぼ問題ないです)。

弾いてみて「いけそう」と思ったら省略形で、「合わないかな」と思ったらがんばって本来のDm7のフォームで……と、弾き分けてみてください。

ウクレレでは、これくらい大胆な省略形でも問題なく弾けるのですが、その理由は記事の最後に解説しました。

Dm、Dm7のハイコードとセーハのしかた

Dmハイコード
Dmのハイコード
Dm7ハイコード
Dm7のハイコード

Dm、Dm7のハイコードは、比較的セーハしやすいコードフォームです。

Dmのハイコードの押さえ方
Dmの押さえ方

Dmは2フレットをセーハして、中指・薬指・小指で3・2・1弦の5フレットを押さえます。

Dmのハイコードをセーハして押さえる
Dmのバリエーション

または、2フレットをセーハして、中指で1・2・3弦の5フレットをセーハしてもかまいません。どちらかというと、このフォームの方が速く押さえられるはずです。

Dm7のハイコードの押さえ方
Dm7のハイコードはかんたん

Dm7はシンプルに5フレットをセーハするだけです。人差し指しか使いません。

セーハのコツ!

セーハのコツを簡単におさらいすると……

  1. 人差し指の側面(親指側)を使う
  2. 親指で押し、人差し指はそれを支える
  3. ヒジを軽く締めて力が逃げないように

セーハのコツについて、より詳しくは以下の記事で解説しています。

関連記事ウクレレでセーハするコツは「親指」にあり! 力を入れなくても弾けます

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ウクレレコード理論!?なぜFで代用できるの?

ウクレレではDm7をFで代用することもできるのですが、なぜそんな大胆なことが許されるのでしょうか?

実はウクレレでは、ピアニストが聞いたら「えー!」というような音の積み方で和音を弾いています。

本来のFの音の積み方とウクレレのFの音の積み方

たとえばコードF。本来はファ・ラ・ドと、下から音を積んでいきますが、ウクレレではド・ファ・ラです。

ピアニストだとここで「え? 転回形とちゃいますの?」と突っ込む場面ですが、ウクレレでは正直これしか弾けません(ギターでもたまにこういうことはあります)。

ウクレレではこのように独特の音の積み方で和音(コード)を弾いており、それがウクレレ独特の響きや味になっています。

そこでDm7をFで代用する、という大胆な省略形でも違和感なく弾けてしまうということなのです。

転回形というのは、本来の和音の音の順番を入れ替えて弾くことを指します。ピアノの場合、転回形で弾く時はベースラインを考慮するなど、何かの狙いがあります。

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なみのおと音楽教室を運営するアップライト合同会社のすちゃだら社長。高校の部活(ビッグバンドジャズ)でギターを始め、その後ウクレレに持ち替えました。記事監修はピアノ講師・のりこ先生にお願いしました。

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