コードと楽譜

ウクレレのコード一覧表(A6ポケットブック)ダウンロードと簡単な作り方

2021年8月15日

このページでは、以下の3つのツールをPDFでダウンロードできます。

コードを調べる便利な無料ツール

ウクレレコード表 印刷して製本する「ポケットコードブック」
A4用紙2枚に収めた「ウクレレコード表」
曲のキーを変える 印刷してハトメでとめれば完成「移調円盤」

とくにおすすめは「ポケットコードブック」。ウクレレケースにいつでも入れておけるので、めちゃめちゃ便利です(自画自賛)。

この記事で作成するウクレレ・コードブック
カンタンに作れるのでぜひ挑戦してください

また「コードがうまく弾けない」と悩んでいる方には、以下の2つのガイドコラムをおすすめします。

難しいコードが弾けるガイド記事

基本テク編 ウクレレでコードを押さえる方法
手抜きワザ編 楽勝なコードに置き換える方法

初心者用の楽譜なら、そのほとんどが、下にリンクしたオンラインの「ウクレレ基本コード一覧」で演奏できます。ぜひブックマークしてご利用ください。

参考ウクレレ初心者が最初に覚える29個のコード

2種類のウクレレコード表をPDFでダウンロード

ウクレレで通常使うだろうと思われる156種類のコードを収録した、2種類のコード表をPDFでダウンロードできます。

おすすめは両面印刷してホチキスで止めて、カッターで不要部分を切れば完成する「ポケットコードブック」。こんなのがあればいいな、と思っていた物を形にしました。

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無料のポケットコードブックなので、ガンガン書き込みもできますよ! 使えなくなったらまたプリンターで作りましょう。

両面印刷できる人には「ポケットコードブック」がおすすめ

完成するとギグバッグのポケットに入るコードブックに

156種類のコードをコンパクトに収録したA6サイズのコードブックです。通常使うコードをほぼカバーしているほか、突然弾く機会が多い「ハッピーバースデートゥ-ユー」のコード譜も掲載。

PDFダウンロード
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ウクレレケースに入れておけば必ず役に立つおすすめの1冊!もちろん無料です。

ウクレレ「ポケットコードブック」の作り方

左が100円の「まわるホッチキス」

必要な物は両面印刷できるプリンターとA4用紙2枚、そしてホッチキス。普通のホッチキスでもむりやり止めることが可能ですが、おすすめはダイソーで販売している「まわるホッチキス」(100円)か「どこからでも止められるホッチキス」(200円)。

100円の「まわるホッチキス」でも十分です。

必要なもの

・両面印刷できるプリンター
・A4用紙2枚
・ホッチキス
・カッター

両面印刷するときに「長辺綴じ」を選んでください。

つくりかたは簡単ですが、最初だけとまどうかもしれません。用紙を両面印刷したら、以下の手順で製本してみてください。

手順1 A4用紙を折りたたむ

印刷できたら、上の写真のようにA4用紙を2枚とも2つ折りにします。よく見ると「タニオリ」と書いてあるので、そちらが裏側になるように折ります。

次に、もう一度折りたたみます。A6サイズになれば正解。もう一枚の用紙も同じように折っておきます。

手順2 2枚の紙を重ねる

表紙がある紙を外に、もう1枚の紙を中に入れて重ねます。

上の図のように、1枚目に出てきた用紙で2枚目に出てきた用紙を挟むようにします。二つ折り状態で挟み、もう一度四つ折りにします。

重ね方に迷ったら、表紙が上に来るようにして、表紙の下に3ページ目が重なるようにしてください。

手順3 ホチキスで止める

A6サイズに折りたためたら、ホチキスで止めます。100円ショップで「まわるホッチキス」を入手している人は上の写真のようにきれいに止めることができます。

普通のホッチキスで無理矢理とめてしまい、後でしわを伸ばしても意外と大丈夫でした。普通のホッチキスしかない場合は、紙を折りたたんで強引にとめてしまってもOKです。

手順4 最後にカッターで不要部分を切り取って完成!

ホチキスで止めた状態だと、下の方が袋とじのようになっています。この部分をカッターで切れば本のような体裁で読むことができます。

やってみるとそんなに手間ではありませんので、通常はこちらの「ポケットコードブック」をおすすめします。

両面印刷非対応ならA4用紙2枚におさまるPDFのコード表

画像は1枚目。2枚目にもコードがびっしり

両面印刷に対応していないプリンターを使っている場合は、こちらのA4用紙2枚タイプを使ってみてください。こちらも156種類のコードフォームを収録しているので、実用上十分だと思います。

クリアポケットのファイルに楽譜を保管している方なら、いちばん最後のクリアポケットにこのコード表を入れておくと便利に使えます。

PDFダウンロード

ウクレレでラクにコードを押さえる方法

ここではウクレレを始めたばかりの初心者の方がつまづきやすいポイントを中心に、コードの押さえ方を解説します。

中級者向けのコード省略テクについては、記事の後半に掲載しました。以下のリンクをタップするとジャンプします。

記事内LINKゆるゆるコード理論「簡単なコードに置き換えよう!」

よく使うコードの押さえ方(C、F、G7)

ウクレレを始めたばかりで基本のコードがまだうまく押さえられないというときは、まず次のように練習してみてください。

最もよく出てくるハ長調(Key=C)のスリーコードで解説します。

ハ長調のスリーコード

ウクレレを始めたばかりで、うまくコードチェンジできないなーという人は、運指に合わせた指でコードを押さえられているか確認してみてください。

Cのコードを人差し指で押さえても問題ないのですが、コード進行を考えるとその後出てくるのはFかG7です。そこで、Cのコードを薬指で押さえておき、人差し指と中指はあけておきます(空中で待機)。

FかG7にコードチェンジするとき、その方がすばやく押さえることができます。

Fのコードは人差し指と薬指で押さえます。Fの次に来ることが多いC(C7)やG(G7)にコードチェンジしやすいので、この形がとりあえずスタンダードです。

G7は薬指で1弦2フレット、人差し指で2弦1フレット、中指で3弦2フレットを押さえます。これもFやCに動きやすい形なので、とりあえずスタンダードになっています。

親指がネックからはみ出さないように意識

どのコードを押さえる時も、親指の位置を確認しておいてください。基本はネックの裏側を上の写真のように押さえる形。

ネックを握るように持ってしまい、親指が指板からはみ出すと、スムーズに指を動かすことができなくなります。

バレーコードを弾くコツ(セーハのコツ)

「BやB♭が出てくる曲は苦手」という人は多いと思います。人差し指で4弦全部を押さえるセーハをしないといけないので「できれば避けたい」と思うかもしれません(注1)。

しかし、実はセーハできると簡単に弾けるコードが増えます!

そこで、本当は早めにセーハのコツを覚えてしまう方がおトクです。ギターに比べるとはるかに楽勝なので、ぜひ挑戦してください。

例としてBのコードを弾いてみましょう。

基本は親指の腹をネックの裏に当てる形で、人差し指の第一関節・第二関節をぴしっと伸ばすようにして弦を押さえます。この状態で4つの弦全部が鳴ることを確認します。

次に中指で3弦の3フレット、薬指で4弦の4フレットを押さえるとBになります。中指と薬指が寝てしまわないように、立てる意識で押さえればOKです。

注1……セーハするコードをバレーコードと呼んだりします。英語でバレー、スペイン語でセーハというそうです。

ウクレレのD、Eはセーハしたほうが楽に弾けます

薬指の第一関節だけで押さえます

セーハしないEは薬指の第一関節だけで2・3・4弦の4フレットを押さえます。かなり指が長い人以外は押さえきれないので、2弦の4フレットだけを中指で押さえることもあります。

それに対してハイコードのEは下のダイヤグラムのようになります。

4フレットですべての弦を押さえ(セーハ)、1弦の7フレットを小指で押さえます。コード進行の流れの中で押さえるには、こちらのフォームで押さえる方がラクです。

セーハさえできればDは以下のダイヤグラムのように押さえることができます。

DやEのコードをハイコードでセーハして弾いた方がいいかどうかはコード進行にもよります。

たとえばEが出てくるコード進行では……

|F |E |Am |(Need To Be In Love/カーペンターズ)

や、

|C |E |Am |(All You Need Is Love/The Beatles)

などがあげられますが、いずれのコード進行でもEをセーハして弾いた方がラクにコードチェンジができます。

Dが出てくるコード進行でも……

|Am |D |D |G |(風になる/つじあやの)

のようにDをセーハして弾いた方がラクにコードチェンジできることがよくあります。

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BやB♭を弾くときに避けて通れないので、早めにセーハをマスターしておきましょう。ぜったいそのほうがラクです。

ウクレレでコードをカンタンに移調する無料ツール

コードブックといっしょにウクレレケースに!

カラオケでは、ちょっと低すぎて歌いにくい時に「キーを上げて!」と普通に言いますが、実はウクレレでもできます。

キーを変えることを移調といいますが、その移調をカンタンにするグッズがすぐ下でダウンロードできる移調円盤です。

PDFダウンロード

キーを変更する移調円盤の使い方

たとえばハ長調(Key=C)では低すぎて歌いにくいので、ヘ長調(Key=F)に上げたい場合を例に説明します。

アロハオエ楽譜ダウンロード

上のボタンでPDFをダウンロードできるアロハオエ(Key=C)を例に解説していきましょう。

外側をC、内側をFに合わせる

キーCをFに変更したいので、外側をCに、内側の円盤をFに合わせます。上の写真のようにCとFが重なっていればOK。これですべてのコードがKey=C→Key=Fと変換できるようになっています。

移調円盤を見ながらコードを拾っていく

A#=Bbです

楽譜にあるコードを移調円盤の外側の円から探し、それに相当する内側の円のコードを読んでいきます。

たとえばコードがFならA#(B♭)に直していきます。同じくG7ならC7……という風にキーFPの場合のコードに書き直していけばOK。

かなりカンタンに移調することができます。

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この時コードダイヤグラムもメモしたくなりますが、コードスタンプを買うときは慎重に選んでください。ほとんどの商品は大きすぎて使いにくいです。

移調円盤の作り方

移調円盤を作るのに必要なものは以下の5点です。

必要なもの

・プリンター
・A4用紙1枚(厚手の紙がおすすめ)
・はさみ
・キリ
・割りピン

PDFファイルをダウンロードして印刷し、ふたつの円を切り抜いて重ねます。中央にキリなどで穴をあけて、割りピンで止めて完成!

割りピンは100円ショップで手に入ります。厚手の用紙といっしょに購入しておくのがおすすめです。

カンタンに作れてどんな曲もキーを変えることができるので、かなり使えるアイテムです。

ウクレレのコードスタンプの選び方

移調円盤でキーを変えたら、楽譜に移調後のコードをメモしていきたいですよね。

そうでなくてもウクレレ弾きなら楽譜の余白にコードダイヤグラムをメモすることが多いはず。そんな時「ウクレレのコードスタンプがほしいなぁ」と思うことがあります。

僕のおすすめランキングは以下の順番です。

第1位 全部手書き(原始的だけど最強)
第2位 消しゴムはんこで作る
第3位 市販の小型のはんこ
第4位 シャチハタタイプのスタンプ

15年間のトライ&エラーの結果、全部手書きが最強という結論になったのですが、消去法で解説していきます。

まず、シャチハタタイプのスタンプを買ってみたところ、デカすぎて余白に押しきれませんでした。どうなるかというと、こんな感じです。

楽譜の1小節より大きい…

これだと、たとえば1曲移調して、全部コードをメモしていくのは不可能です。このタイプのサイズは33ミリ×13ミリです。

ヤフオクやアマゾンで買える小さめのスタンプは少しだけ優秀です。しかしそれでもサイズは18ミリ×7ミリくらいです。

さらに小さいコードスタンプを探して、北海道の消しゴムはんこ職人さんに限界まで小さい消しゴムはんこを発注してみました。

ここまで小さければ使えるレベル!

それが上の写真です。サイズは14ミリ×6ミリとかなり小さくなりました。けっこう優秀ですが、だんだん使わなくなりました。

手書きだと乱雑ながら最小スペースに収まる

結局手書きが最強だったからです。手書きだと相当小さなスペースに書き込みできます。なので、現在は手書きです。

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ウクレレのコードスタンプはどれがいいかな、と迷っている人には手書きをおすすめします。どうしてもスタンプを買いたい場合はシャチハタタイプ以外で!

ちなみにスタンプ台は黒以外がいいと思います。僕は緑をおすすめします。

ゆるゆるコード理論「簡単なコードに置き換えちゃえ!」

他の楽器ではあまりやらない大胆な省略も、ウクレレなら大丈夫なケースが多々あります。

たとえばソロで演奏する場合に「F#sus4(ファ#・シ・ド#)がどうしても押さえられないからF#(ファ#・ラ#・ド#)で弾いておこう」というのはありです。

F#sus4 をF#で弾いても問題ない場合が多いですが、物足りなさは感じるかもしれません。

もうちょっと身近な例でいうと「Fm7が押さえきれないからFmを弾いておこう」というのも結構ありです。

究極の簡略化

最も簡単にするなら、メジャーコード、マイナーコード、セブンスの3つしか使わないところまで簡略化してみるのもひとつの方法。それで違和感がある部分を元のコードでがんばって弾くという方法でもOKです。

これには2つの理由があります。

コードは3和音に音を積み上げてできている

コードC(ドミソ)は3つの音でできている三和音です。C7はそれにシ♭の音が加わりドミソシ♭の4つの音でできている四和音。C9はそれにレの音が加わりドミソシ♭レとなった五和音です。

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ちょっと待って。ウクレレの弦は4本しかないので、音が5個もあるコードは弾けませんよね。

なので、ナインス(9th)やサーティーンス(13th)のような複雑なコードは音を省略して弾いています。

省略のしかたにある程度の法則はありますが、ひとついえることがあります。

そもそもウクレレのコードは音を省略しないと弾けない!

ウクレレはゆるーく弾く楽器なので、柔軟に考える方がウクレレっぽいといえそうです。

ウクレレは狭い音域でがんばっている

ウクレレのコード(とくにオープンコード)は上の写真のようにほぼ1オクターブの範囲内で弾いています。狭い音域に音を詰め込みすぎると、和音がきれいに鳴らないという問題があります。

ピアノであればコードを弾くときにある程度音を離して弾いています。その方がきれいに響くからです。

ハワイアンでも、けっこう音を省略して弾いていますし、それがまたハワイアンらしい雰囲気につながっていたりします。

ウクレレらしく弾くには、無理をして難しすぎるコードを弾くよりも、単純なコードでシンプルに弾く方がいい場合もあります。

マイナーセブンスをマイナーで弾いてしまおうというのもありですが、メロディにセブンスの構成音が入っていると違和感を感じる可能性も。そこで、弾いてみて問題がありそうなら本来のコードに戻すといった調整をしましょう。

ゆるゆるでいこう

とりあえずウクレレはゆるく考えて、弾いて楽しむ! バンドやアンサンブルでも、他の人に任せられるのなら任せてしまい、分担すればいいわけです。

栗コーダーカルテットをお手本に!

最後に、「ピタゴラスイッチ」などで有名な栗コーダーカルテットのHighway Starを聴いてお別れしましょう。

栗コーダーカルテットはリコーダーとウクレレをメインに使う4人編成のバンド。「ダースベーダ-のテーマ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、様々な楽曲をゆるーく演奏しています。

こんな雰囲気でゆるーく考えていきましょう。

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ただし栗コーダーカルテットの曲を実際に弾こうとしたらめっちゃ難しいです。あくまでも雰囲気を学ぶということで。

参考文献

『Eコード -Ⅲの使い方-』コードワークラボ https://tabatalabo.com/

  • この記事を書いた人

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なみのおと音楽教室を運営するアップライト合同会社のすちゃだら社長。高校の部活(ビッグバンドジャズ)でギターを始め、その後ウクレレに持ち替えました。記事監修はピアノ講師・のりこ先生、イラストは漫画家のおだ辰夫さんにお願いしました。

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