ピアノ

【ピアノ防音】遮音カーテンは効果薄、ピアノ用防音装置ミラクルソフトGPはおすすめ!

2020年8月8日

ピアノ教室で問題ないレベルに窓からの音漏れを押さえるため、いくつかのグッズを試しました。その中で「役に立った!」と思うものをお知らせします。

なみのおと音楽教室のピアノ室の防音性能は、日中問題ないレベルです。ただ、深夜にピアノの練習をするときは気をつかっていました。

防音装置なしの状態

ピアノの真横で94dBの曲を、ピアノ室のすぐ外側(窓際)で計ると66dB。敷地境界で約50dBでした。これの音漏れをもうワンランク落として深夜の練習が気兼ねなくできるようにするのが目標です。

ポイント

遮音カーテンで落とせるのは1デシベル未満で実用性なし。一方、ピアノ専用の消音装置「ミラクルソフトGP」は簡単に10デシベルも落とせるすぐれれものでした。

音の大きさの目安とは?

防音を行うにあたって、どれくらいのレベルを目指すのかという目標を決める必要がありました。そこで、大阪府が公開している以下の目安を参照しました。

出典:大阪府

ピアノの音は90~100dBといわれます。上の図のパチンコ店内と同レベルの、かなりの音量だとわかります。もともとピアノ室の壁は防音されていますが、アルミサッシからの音漏れはある程度ありました。元からあるサッシに加えて二重窓のインプラスを入れていましたがそれでも窓ぎわで計ると66dB、敷地境界付近で50dBです。

上の表を見ると戸建て住宅地(昼間)が40dB強、戸建て住宅地(夜間)が40dB弱となっていることから、敷地境界付近での目標レベルを40dBに設定しました。

そして、まず試したのが遮音カーテンでした。

遮音カーテンは期待外れ

結論として、遮音カーテンはほとんどピアノの音を低減してくれませんでした。具体的には0.2~1dBくらい下がるだけで、体感的には何も変わらないレベルです。

遮音カーテン購入に当たってはネットでいろいろと比較し、検索で上位に上がってくる、よさそうな製品にした上で、きっちり寸法も測って発注しました。それでもほぼ効果がなかったので、それだったら安いニトリの遮音カーテンでよかったように思います。

取り付けに関してもかなり気をつかい、説明書通りに取り付けても、あまり効果がありません。ピアノの音漏れを防ぐという目的では、遮音カーテンの効果に期待できないという結論に至りました。

かけた費用は3~4万円でしたが、コスパとしてはかなりよくないというのが結論です。

ただし、今回試したのは部屋の中においたピアノの音が外に漏れないかどうかという点のみです。他の防音・遮音効果を期待する場合は一定の効果があるかもしれません。

東京防音ミラクルソフトGPで10dBダウン

次に、ミラクルソフトGPという、専用のピアノ防音グッズを試してみました。さすがに専用品なので効果があります。

構造としてはグランドピアノの下側に遮音材を取り付けて、音が漏れにくくするようになっています。補助的に大屋根の下にも遮音材を入れてミュートします。それぞれのピアノにぴったりサイズを作って送ってくれるので、発注時のやりとりは少々面倒ですが、効果を考えれば手間を掛ける価値はあると感じました。

ミラクルソフトGPなしの場合は、下の写真のようにピアノ横で約94dBでした。

同じ曲をミラクルソフトGPありで演奏してみると、下の写真のように約84dBまで落とせました。

ミラクルソフトGPありの場合、ピアノ室の外や敷地境界付近での音漏れは良好なレベルに落ち着きました。

ミラクルソフトGPあり

公式サイトなどでは15dB~18dB落とせると説明されています。当教室では大屋根まわりの防音用パーツなどを取り付けていないので-10dBになったのかもしれません。マニュアル通り完璧に取り付ければ、15dBくらい落とせる可能性があると思います。

この機材をざっくり取り付けてマイナス10dB、きっちり取り付けるとそれ以上落とせそうです。

どれくらいの防音を必要とされているかによりますが「あと少し落としたい」という場合は、問題なくおすすめできると思います。価格は10万円台前半ですが、しっかり音を下げられるので、コスパに問題はありません。

ミラクルソフトGPの取り付け方

取り付け方は難しくなく、説明書を読めばそれほど迷いません。ただ、構造上ひとりでは取り付けできず、どうしても二人で作業する必要があります。

ひとりがピアノの下に潜り込んでミラクルソフト本体を支え、その間にもうひとりが支持脚を取り付けます。

これは公式アナウンスではありませんが、組み立てていて「もしかしたらさらに音を小さくできるかも?」と思いました。ミラクルソフトは1台1台のピアノに合わせて製作してくれますが、それでも1センチくらいの隙間は空いてしまいます。この隙間を細長い防音性の素材で埋めてしまえば、さらに性能改善の余地がありそうです。

ミラクルソフトGPの購入方法

ネットで注文すると送料無料(沖縄・離島は要確認)で送ってくれるのですが、手順があり1か月くらいは見ておく必要があります。

まず最初に型紙が送られてきます。型紙を実際のピアノにあわせてみて、問題なければその旨を連絡します。問題があるようでしたら、型紙を取り直してショップに返送します。その後製品を作って送ってくれるので、どうしてもトータルで1か月くらいの期間がかかってしまいます。

そのあたりを踏まえた上で、あと一歩の防音を考えている方には、遮音カーテンではなく専用の消音装置をおすすめします。


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